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買い物依存症ってよく聞くけど浪費とは違うの?
依存症という単語、近頃よく目につくようになりました。
アルコール依存症も、ギャンブル依存症も、ニコチン依存症も厄介な症状です。
しかし意外と見逃されがちなのが、買い物依存症です。
買い物をせずには精神のバランスが取れない、と言う状態ですね。
なので浪費と混同されることが多いのですが、買い物をすることによる快感を失えないというのが、依存症であると言えます。
浪費の場合は、特にそういった気分の高揚など無く、単にお金を使いまくるだけなので、まだ何とかできる状態です。
しかし依存症の場合は、自力で解決はなかなか困難です。
アルコール依存症の人専用の病院があるように、専門の部門での治療も考慮に入れたほうがいいですね。
買い物依存症、ひどくなった場合にはそれこそ自己破産にまでなってしまうからです。
買い物依存症の特徴ってどんな感じ?
自分は買い物が大好きで、買い物をすることが楽しみの1つだけど、でもこれ依存症だったら怖いなあと思う人もいるでしょう。
まあこの、怖いなあと思った時点で、自己分析できているのでこういった人の場合はあまり心配はありません。
でも自覚も何もなしにと言う場合は、時に自己診断も必要です。
買い物依存症の人の大きな特徴は、何かあった場合に買い物でそのいらいらなどを解消するというのが最も顕著です。
え、それって誰にでもあることではと思いますよね。
実際ストレスを買い物で緩和する人、少なくありません。
でもストレスやいらいらというもの、他にも気晴らしはありますね。
友達に愚痴を聞いてもらったり、食事をしたり旅行に行くなどです。
しかしいつも買い物でとなると、これは依存症の疑いが出てきます。
またウィンドウショッピングのつもりで出かけても、何も買わずに戻ってくることがない、買い物をしない日は1日もない等の場合も要注意です。
もちろん日々の食事のための買い物などは別ですよ。
でも特に必要のないものを毎日購入となると、依存症の疑いも増加してきます。
【買い物依存】メンタルの不調で「衝動的な買い物」行為に駆られることもあるのでご注意
買い物依存症って何となく女性に多い感じがする
元々女性は買い物が好きですね。
友達とワイワイ楽しくショッピングというのは、女性の定番の休日です。
なので一見買い物依存症は女性に多いと思われがちです。
実際のところ多いのです。
しかし男性はと言うと、これも結構じつはいるのです。
女性の場合は洋服やアクセサリー小物、そんな感じに散財しますが、男性の場合は恋人へのプレゼントや車や腕時計にお金を使いやすいのが特徴です。
実は男性の場合、ストレスを感じるとギャンブルに走ることが多いので、買い物依存症については目立たないと言う感じなのです。
とにかく衝動的に買い物がしたくなり、あれもこれもと購入をしてしまう状態になったら、自分でも依存症を疑ってみてください。
早めに手を打って、お金の使いすぎや支払い不可に対応することも、できないではありません。
専門外来も今ではありますので、相談してみれば治ることももちろんあります。
このストレス社会、何かで気持ちを高揚させたりしないと、今度は鬱になってしまうことだってあります。
買い物依存症だって、気持ちのバランスを取るために発症するのですから、上手くバランスを取るようにすればプラスに働いていってくれることもあるのです。

買い物依存症の果てはどうなるの?
昔だったら、買い物依存症でも現金がなければそこで終わりました。
質屋通いとか、親族や親戚、友達に借金という手はありましたが、限度になればそこで終わることができたのです。
現代でのこの買い物依存症の、依存がなかなかやめられない原因の1つが、キャッシュレス支払いです。
チャージ式とか同時に引き落とすデビッド式の場合は、それほど問題なく済みます。
それこそ銀行口座にお金がなくなればそこまでです。
しかし問題は、クレジットカードですね。
ショッピング枠の上限は、個人差はありますがもちろん存在します。
しかしそのショッピング枠限界まで、買い物してしまうと支払月に問題が出ます。
充分にその金額を用意できれば問題ありませんが、できない場合は借金してとりあえず入金になります。
次の月もまたクレジットカードの限度額まで買い物を、と繰り返しているといつかは、借金を返すのにまた借金ということにもなります。
それでも買い物を止められなければ、自己破産という状態になってしまうのです。
買い物後に後悔したり、借金が増えるたびに落ち込みながらも買い物をやめられない、怖いと思いませんか。
クレジットカードの利用や現金化は買い物依存症には
クレジットカードので支払いで、買い物依存症の人の場合お金が足りなくなって借金という事態に陥ることがあります。
そんな時に複数のカードを所有していると、別のカードで現金化して支払いを、となることもあるのです。
しかしこの場合も、その別のカード会社への買い物枠を利用するのですから、次の月にはそちらの支払いも加わる、ということに他なりません。
つまり、雪だるま式に借金が増えていくのですね。
ローン会社でローンを組んだり、誰かにお金を借りる場合は、借金というイメージが強いです。
しかしクレジットカードの場合、借金という感覚があまりないのが、こうした場合にはマイナスに働いてしまいます。
クレジットカードでの支払いは、カード会社に借金しているようなものだと自覚しておく必要があります。
特に買い物依存症の人にとって、複数枚のカードを所有していると、買い物と現金化を繰り返すことになってしまいます。
どちらもできないようにしておくのが、何より大事ですね。
クレジットカード自体を、買い物依存症だと自覚したら封印することも考えてみてください。
特に現金化はこういった人の場合、癖になることがありますので利用は控えるほうがおすすめです。
