本当のお金持ちのクレジットカードと言えば、ブラックカードなど、漠然としたイメージを持っている人も多いはずです。
プライベートジェットを借りられると言った情報なども存在し、上限額が桁外れであることが分かります。
詳しい招待条件などは公的には非公開になっているものの、共通点を含めた各種情報をまとめていきます。
目次を確認
本当の金持ちクレジットカードは招待基準が非常に厳しい点で共通している
本当の金持ちのクレジットカードは、すぐに手に入るわけではないのがポイントです。
どれだけ資産があって、お金を持っていても、クレジットカードの申込をしてすぐに手に入らない仕組みになっています。
これは、クレジットカード会社によって招待基準が異なり、年間利用額などを考慮した上で特別な招待が行われるからです。
各カード会社が一般申し込み可能なカードの最上位よりも上、年間利用額が数百万、数千万単位で、資産や社会的地位などが伴った人のみが手に入れられるのがブラックカードとなっています。
完全招待制で招待条件が公開されていないのが基本になってくる
本当のお金持ちのクレジットカードは、完全招待制で招待条件が公開されないのが一般的になっています。
年間の利用額や利用用途、社会的な地位などの各種条件をチェックした上でカード会社から招待が届く仕組みです。
どういった条件で招待されるか問い合わせても教えてもらえないのが基本で、だからこそ謎に包まれている部分もあるのです。
重要なのは、支払い能力がどの程度あるか、信頼できる利用実績があるかになってきます。
例えば、高額納税者の番付にのるような大金持ちであっても、カードを作ってすぐに招待をしてしまえばクレジットカードの権威性が弱まってしまいます。
利用上限額が大きいだけでなく、様々なサポートが行き届いている関係上、収入だけを基準に招待するわけにはいかないのです。
カードを持つ、招待されること自体がある程度のステータス性を持っているため、カード会社も招待する人を選ぶようになっています。
カード申請時の情報で経済的な安定性や将来性もチェックできるほか、カードの使い方でわかることも多くあります。
支払いに関する安全性や人柄なども含め、一度契約を行ったうえでクレジットカードの年間利用金額や支払い方法などをチェックしつつ、招待が行われるかが判断されるのです。
本当の金持ちのクレジットカードに上限額がないというのは本当なのか？
本当の金持ちのクレジットカードは限度額やカードの色などが注目されがちです。
ブラックカードなどと呼ばれるものの、実際はブラック以外のカードで上限額が非常に高いもの、上限額がないカードも存在します。
ブラックカードの語源になったのがAmerican Express（アメリカン・エキスプレス）の「Centurion Card」（センチュリオン・カード）です。
上限額がないことでも知られており、不動産などの超高額なものであってもあっても購入が可能となります。
会報誌では会員の平均年収が1億98000万円との上表が記載されていて、数あるクレジットカードの中でも招待を受けるのが最も難しいカードとなっているのです。
また、素材にチタンを採用していて、金属ならではの重量感と高級感があるのも特徴と言えます。
カードが黒いことからブラックカードと呼ばれるようになり、同業他社もそれに倣う形で様々な上級カードを作ることになります。
ゴールドの上にプラチナカードを作るようになるなど、目ための特別感・高級感も重視されるようになっているのです。
クレジットカード会社によって上限額は異なってくる
ブラックカードの代表であるセンチュリオン・カードは、上限額がないのが特徴です。
しかし、同業他社が同じように上限額がないカードを作れるかというと、話が変わってきます。
クレジットカード会社によって会員数や年間で動くお金の額が変わってきてしまうため、最上位のカードでも上限額が存在するということは珍しくないのです。
ただし、上限が存在すると言っても数千万円、億単位など、一般的なクレジットカードと桁が一つ、二つ、変わってくることが多くなっています。
会員の保有資産や年収によって上限額が変わることも十分に考えられるため、招待条件と合わせて上限額なども伏せられているケースもあります。
審査の基準もそれぞれ異なってくるため、全てのお金持ちがブラックカードを持っているとは限らないことになります。
ただし、国によって使いやすいカードブランドは大きく異なってくるため、上限額ではなく使い勝手などを優先して契約する金持ちも存在するのです。
本当の金持ちクレジットカードはコンシェルジュが付くのが一般的
本当の金持ちがクレジットカードを持っても、使う場所などが限られればカード会社は収益を得る機会を失ってしまいます。
そのため、各ブランドの上級カードにはコンシェルジュが付くのが一般的になっています。
会員制の高級レストランの予約や、料亭の予約、交通関連の手配など、様々な問題に対応してくれるのがコンシェルジュです。
まさにVIPのためのサービスで、予算に糸目をつけずに問題解決を図ってくれるのが魅力と言えます。
ステータス性の高いカードを持っている人となれば、仕事や付き合いなどで忙しい人や、日ごろから高級なサービスを受け続けている人が多くなります。
ストレスのないサービスを提供し続ければ、会員であり続けてくれる可能性が高まり、クレジットカード利用額も上がるなどカード会社のメリットも大きくなるのです。
また、入会費だけで数十万円、年会費も10万円～数十万円かかるクレジットカードがほとんどなってくるため、コンシェルジュサービスを利用するのを前提に契約する金持ちも多いのです。
本当の金持ちクレジットカードは現金化に利用することは出来るのか？
まさにスケールが違うのが本当の金持ちのクレジットカードであり、入会条件が厳しいだけでなく、入会費や年会費などの費用も大きく設定されています。
コンシェルジュサービスなどが充実しているだけでなく、海外旅行時の保険などが付帯するのも一般的です。
国内旅行であっても保険が付くクレジットカードもあり、持っているだけで保障が手厚くなるのも魅力となっています。
こういった高級カードを使って現金化が出来るとなれば、マネースケールを生かして、様々な手法がとれるようになります。
高級外車を購入して、気に入らなかったから売るといったことも可能になるため、選択肢の幅は大いに広がるのです。
ただし、換金率が高いかは話が別で、使い方次第でクレジットカード会社が不信に思うような状況も考えられます。
例えば、換金率が高い商品券などを数千万円単位で購入し、現金化を目指した場合などを考えてみます。
換金率は高いものの、どんな人にプレゼントしたのか？一人にプレゼントするのであれば贈与税などの処理に問題はないかなど、考えることが増えるからです。
クレジットカード会社としては上客を失いたくない一方で、規約を守らなければいけない関係もあるため、カード情報の流出などが起こっていないか確認せざるを得ない場合もあります。
セキュリティの関係上一時的に決済を止めるといったことも考えられるため、換金率を重視するよりもコンシェルジュに一旦相談してブランド品など高額で転売が可能なものの目安をつけるなど、現金化にも気を遣う必要があるのです。
高額なアイテムは現金化に時間がかかるケースが増えるため、悩みどころになるケースもあります。
