Web3(ウェブスリー)とはパブリック型のブロックチェーン技術を基盤としたインターネットの概念やその利用法についてのことをいいます。
これだけでは全くわからないと思いますので、まずはWeb1、Web2、Web3と順番に説明していきましょう。
まずWeb1とは1990年代後半から2005年までの情報サイトを見るためのものでした。
今の私たちも主に利用している検索サイトで何かを検索して閲覧したり、ブログを見たり、個人のホームページを見たりしますよね。
これがWeb1となります。
次にWeb2ですが、2005年から2020年までの読むことプラス自ら発信することです。
私たちもツイッターやフェイスブック、ユーチューブで情報を個人が発信するようになりましたよね。
そして、Web3になるとさらにグーグルやアマゾンなどの特定の企業に依存しない個人に焦点を置いた時代になっていくといいます。
このWeb3という言葉は2014年に暗号通貨イーサリアムの共同創設者であるギャビン・ウッドによって作られました。
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Web3がこれからなぜ必要なのでしょうか?
たくさんの人がいままでのWeb2で満足しているような気がしますが、なぜWeb3が求められ必要となったのでしょうか。
それは、今使用している大きな大企業にばかり個人情報や行動履歴などの多くのデータが集まってしまい、個人情報の流出などプライバシー問題であったり、サイバー攻撃を受けた際のセキュリティーの問題のためです。
過去に世界的に大きな企業であっても、個人情報が漏洩したり、セキュリティーリスクに不安がある人が増えているのも事実です。
検索していて勝手に自分の過去閲覧したデータをもとに広告表示がされるのも不快な経験であり、そのことでプライバシーに対して問題視する人も増えています。
また、所有権も知らず知らずにユーザーではなく、企業側にあるという点も問題視されていることとなっています。
Web3になって起こるメリットとはなんでしょうか?
それでは、Web3が私たちの生活にどのような変化を起こすのでしょうか。
まずはインターネットを使用している際に表示される広告の表示が変わります。
SNSや検索サイト、ユーチューブを利用していると必ず広告が頻繁に出てきますよね!
うっとおしいなと思う人もたくさんいると思いますが、これがなくなり、広告を見た人が逆に報酬をもらえるように変化します。
また、情報やデータは今までのような大きな企業が管理するものではなく個人などで管理する仕組みとなり、個人情報漏洩という概念がなくなります。
また、Web3になるとブロックチェーンを採用することで、データ改ざんなどが困難になる分散管理システムが実現します。

Web3のデメリットとはなんでしょうか?
メリットが多いようなWeb3ですが、デメリットはどんなことがあるのでしょうか。
まずは、手数料が不安定なことです。
現在、Web3のサービス上での売買には仮想通貨が使用されています。
例えばNFTの取引には主にイーサリアムというものが使用されており、これらには手数料がかかってきます。
この手数料のことをガス代といいますが、ガス代は固定された金額ではなく、現在は変動価格となっています。
また、利用するためにまずは暗号通貨を購入したり、その購入した暗号通貨をまた別の取引可能な機関へ移したりとお年寄りやネット環境をあまり利用しない人にはハードルが高くなっています。

ブロックチェーン企業はどんなものがあるのでしょうか?
それでは現在どのようなブロックチェーン企業があるのでしょうか。
ここでは、代表的な企業を紹介いたしましょう。
1.株式会社Gaudiy
こちらの企業はブロックチェーンを含む最新テクノロジーや学術研究を活用したファン体験構築プラットフォーム「Gaudiy」を運営する企業です。
Gaudiyを活用することでそれぞれのエンタメコンテンツ企業はプラットフォームを介さずに顧客に接点を持つことができるようになります。
2.株式会社 gumi
GumiグループはXR事業及びブロックチェーン事業への新規参入を通じて、メタバース時代に向けた事業基盤を構築している企業です。
ブロックチェーン事業は業界のパイオニアとして2018年から参入しています。
3.Stake Technologies株式会社
こちらは日本発のパブリックブロックチェーンを開発する企業です。
パブリックブロックチェーンとは、不特定多数の人が誰でも特定の管理者がいなくても参加が可能となるブロックチェーンネットワークのことをいいます。
こちらの企業では「Plasm Network」という異なるブロックチェーンをつなぐことのできるブロックチェーン「ポルカドット」に接続するブロックチェーンを開発しています。
4.株式会社 フィナンシェ
こちらの企業はブロックチェーン技術を活用した、NFT事業やトークン型のクラウドファンディング2.0「FiNANCiE(フィナンシェ)」を運営している会社です。
このほかにもたくさんのブロックチェーン企業はあります。
これからどんどんと発展していく業界ですので、今のうちに転職したりこれらの企業に投資するのもオススメですよ。
いかがでしたでしょうか?
SNSなどで話題Web3についてたくさんの情報をお伝えしましたが、少しでもお役に立てたらと思います。