後払いアプリを利用したときに債務整理の検討を余儀なくされる場合があります。
債務整理とは借金や融資などを利用した際に返済ができなくなった、クレジットカードによる支払いができなくなったといった時に必要になる対応です。
借金やクレジットカードの支払いは毎月必ず行うという前提で現金を受け取ったり、商品やサービスの購入に使用したりすることができます。
後払いアプリでも支払いをする前提で取引をするので、支払えないと債務整理を検討せざるを得ない状況に陥る場合があります。
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後払いアプリで債務整理が必要になるケース
後払いアプリを使用したときに債務整理をするのは必須ではありません。
債務整理をした方が良いのは支払いができなくなってしまったときです。
後払いアプリでは商品やサービスの購入に使用した後、翌月にまとめて代金を支払う仕組みになっています。
期日に支払えなかった場合には後払いアプリの提供業者に対して債務を負うことになります。
遅延損害金が上乗せされていき、本当に支払えない状況になってしまう場合もあるでしょう。
その際に債務整理をすれば支払えるようなスケジュールにしたり、借金を帳消しにしたりすることが可能です。
後払いアプリを利用した後、翌月に支払えないとわかった時には債務整理が必要になる可能性が高いと考えた方が良いでしょう。
遅延損害金も含めてすぐに支払える目途が立っているなら債務整理をしなくても問題ありませんが、支払いに無理がありそうなときには債務整理をするのが賢明な判断です。

後払いアプリで債務整理をするときの選択肢
後払いアプリを使って債務整理をしなければならない状況になったときには3つの選択肢があります。
状況によってどれがベストかは異なるので注意しましょう。
債務整理には任意整理、個人再生、自己破産の3種類があります。
最もよく選ばれているのは任意整理です。
後払いアプリの支払いだけでなく、カードローンや銀行融資、クレジットカードの支払いなどのさまざまな未払いの問題を総合的に捉えて、返済できるように調整するのが任意整理の特徴です。
毎月の返済額を減らして長期的に返済するスケジュールを立てる方法が一般的になっています。
個人再生では支払額の調整をして3年を原則として返済できるようにします。
自己破産は帳消しとも言われる方法で、財産を手放す代わりに借金などをすべてなくすことが可能です。
後払いアプリを利用しただけで個人再生や自己破産が必要になることは少ないですが、他の債務もある場合には検討しなければならない場合もあります。

後払いアプリで債務整理が必要になったときの相談先
後払いアプリを使用して債務整理が必要になったときには相談先として司法書士と弁護士があります。
司法書士は任意整理であれば比較的柔軟に対応してもらうことが可能です。
弁護士に相談すれば任意整理だけでなく、個人再生や自己破産にも対応してもらえます。
どちらに相談すべきかは後払いアプリでの支払額や、他の借金などの状況によって異なります。
債務が140万円までであれば司法書士が任意整理に対応できますが、1社あたりの債務が140万円を超えていると弁護士でなければ対応できません。
後払いアプリでは140万円もの支払いはでいない場合がほとんどなので、基本的に司法書士でも弁護士でも問題はありません。
ただ、他の債務がある場合には司法書士では対応してもらえない場合があるため、状況に応じて相談先を選ぶのが大切です。

後払いアプリを使って債務整理をすると起こる問題
後払いアプリを使用した後、支払いをきちんとおこなえていればそもそも債務整理は必要がありません。
債務整理をしなければならない状況になったときには、何が問題になるかを理解しておくのが大切です。
債務整理をすれば、後払いアプリで翌月に支払いができなかったとしても、救済されるから問題ないと思ってしまうと大きなトラブルになります。
後払いアプリを使って債務整理をすると、個人信用情報機関に記録が残るのが問題点です。
個人信用情報機関に債務整理をした事実が記録されると5年間または10年間は消えません。
その間はローンを契約したり、クレジットカードを作ったり、月賦払いでスマートフォンの契約をしたりすることはできなくなります。
信用問題が起こってしまうと審査が必要な後払いアプリも利用できません。
後払いアプリを使うときには債務整理をせずに済むように計画的に利用することが重要です。

後払いアプリと債務整理の関係のまとめ
後払いアプリを使ってから債務整理をしている人が多かれ少なかれいるのは確かです。
ただ、後払いアプリを使用しても債務整理をしなければならないわけではありません!
後払いアプリを利用して翌月に支払いができなかったときに債務が発生し、支払えないままになってしまうと債務整理を余儀なくされます。
任意整理ですぐに対応すれば後払いアプリを使って支払えなかったときにも、負担を軽減してきちんと返済をすることが可能です。
状況が悪くなると個人再生や自己破産も検討しなければならない状況に陥るので、早めに司法書士か弁護士に相談しましょう。
債務整理をすると個人信用情報機関に記録が残ってしまいます。
トラブルを長引かせないためにも後払いアプリは支払いができる範囲で利用するように心がけるのが大切です。