保険には様々な種類がありますが、養老保険は万が一の場合に備えつつ貯蓄性もある保険です。
被保険者が保険の保証期間中に亡くなった場合には、死亡保険金を受け取ることができます。
また、満期の時点で被保険者が健在の場合にも、満期保険金を受け取れる仕組みになっています。
養老保険の特徴は死亡保険金と満期保険金が同じ金額であることで、10年や15年、20年など加入する際に保険期間を設定します。
その期間が過ぎれば、自動的に保障は終了となります。
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養老保険は確実な貯蓄性があるから貯蓄できる
養老保険に加入するメリットとしては、まず確実に貯蓄ができることが挙げられます。
自分で毎月少しずつ貯金をしようと思っていても、つい使いすぎてお金が残らなかったという人は多いものです。
普段はコツコツ貯めていても、家電製品を買ったり旅行に行ったりする時にグレードの高いものを選んでしまうということもあります。
いつでも引き出すことができる貯金は、使ってしまいやすいのです。
養老保険の場合、保険料が自動的に引き落とされるので、使ってしまうといった心配がありません！
着実に貯められるのがメリットです。
また、養老保険はあらかじめ保険期間が決まっています。
10年や20年など、ライフイベントに合わせて選べます。
60歳や70歳で満期保険金を受け取るなど、年齢で区切る商品もあります。
子どもの大学進学に合わせてまとまったお金を受け取りたいとか、定年退職後の資金にしたいなどライフプランを見据えて保険期間を設定できるのも特徴です。
養老保険であれば急病など万が一にも備えられる
養老保険に加入すると保障内容は保険会社や商品によっても違いますが、被保険者が亡くなったり高度機能障害などになってしまった場合にも保険金を受け取ることができます。
万が一の場合に備えることができ、大切な家族にお金を残せるのがメリットです。
交通事故に巻き込まれ、急死してしまうリスクは常に存在します。
一家の大黒柱が亡くなってしまうと、配偶者が子どもを抱えて経済的に苦しい状況に追い込まれてしまうことも少なくありません。
そういった最悪の事態に備えられる保険です。
保険には掛け金が掛け捨てのものもありますが、それだと何も起こらなかった場合に無駄になってしまうと感じる人も多いです。
養老保険は何もなかった場合にも満期保険金が受け取れるので、掛け金が全て無駄になるようなことはありません。
加入したばかりで保険料の支払い期間が短くても、保険金を受け取ることができます。
養老保険は保険料が割高である
養老保険には、メリットだけではなくデメリットもあります。
養老保険のデメリットとしては、毎月の保険料が比較的割高なところにあります。
貯蓄性がある保険は、一般的に死亡保障のみの保険に比べると保険料は割高です。
また、養老保険の場合には貯蓄性があることに加えて万が一の際の保障も付いています。
保険会社にとっては商品を運用するのに、手間が余計にかかっています。
その分コストも余分に発生しており、それが保険料にも反映されているのです。
加入する際には、余裕をもって支払える保険料なのかをしっかりと検討する必要があります。
途中で解約して現金化すると、払い込んだ保険料よりも戻って来るお金が大分少なくなってしまうこともあるので注意が必要です。
解約時に受け取れるお金は解約返戻金と呼ばれるもので、一般的には今まで支払った払い込みの総額よりも下回ってしまいます。
解約すると損をしてしまうことが多いです。
ただし、支払い方法や払込期間、通貨の種類などによっては解約返戻金の方が払い込み額よりも上回る場合もあります。
養老保険は払い込んだ保険料より受け取る金額が少なくなることもある
養老保険は昔、満期までにお金が増やせる保険として非常に人気がありました。
銀行の金利が高かったため、そういったことが可能だったのです。
しかし、経済状況の変化もあり、金利水準は低い状態が続いています。
そのため払い込んだ保険料の総額よりも受け取る満期保険金の方が少なくなることが多くなっています。
純粋に貯蓄のために運用するのであれば、銀行に預金しておいた方が良いと感じるかもしれません。
但し、今よりも金利が良い時代に加入した養老保険であれば受け取れる満期保険金の方が高くなることが多いので、解約せずに満期までおいておくのがおすすめです。
また、払い込み総額より受け取る満期保険金が少なくても、万が一の際の保障があることを考えると安心感が得られたりもします。
養老保険は満期保険金や死亡保険金など万が一に備えるお金です！
養老保険は満期の際には満期保険金、万が一の際にも死亡保険金が受け取れる保険です。
貯蓄性もありながら、病気や事故などにも備えられる保険になります。
途中で解約すると解約返戻金を受け取ることができますが、払い込んだ保険料の総額よりも大分少なくなってしまうことが多いです。
※払い込み方法や払い込んだ期間などによって受け取れる解約返戻金には差があります！
養老保険は途中で解約するよりも、満期になってから現金化するのが一番お得です。
養老保険には保険期間を予め選べるので、お金が必要になるであろうタイミングに満期を設定しておくといいでしょう。
子どもの教育資金にしたいとか、マイホームのリフォーム代にしたい、老後の資金にしたいといった目的に合わせて現金化するタイミングを設定するのが最適です。
