キャリア決済の限度額とはキャリアごとに定めている支払いの上限額です。スマートフォンの料金と一緒に支払う仕組みで、支払いを終えると限度額が回復します。むやみな利用によって支払えなくなるリスクを下げるために限度額が設定されています。限度額を増額できるキャリアもありますが、払えなくなると利用停止になるリスクがあるので注意しましょう。

キャリア決済の限度額はいくらまで?キャリアごとの上限と注意点を紹介!

キャリア決済の限度額はいくらまで?キャリアごとの上限と注意点を紹介!

キャリア決済の限度額とはキャリアとのスマートフォンの契約によって利用できるキャリア決済で支払いが可能な金額の上限です。

キャリアごとにキャリア決済の限度額を定めています。

キャリア決済の限度額はキャリアから請求を受けて支払いを終えると回復する仕組みです。

毎月3万円の限度額が設定されていたときに1万円を支払うと、2万円が残枠になります。

その後、キャリアに1万円の支払いをしたらまた3万円まで利用できるようになるのがキャリア決済の仕組みです。

スマートフォンの料金と一緒に支払えば良いので、後払いの方法としてよく注目されています。

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キャリアごとのキャリア決済の限度額

キャリアによってキャリア決済の限度額の設定には違いがあります。

キャリア決済の限度額は一律でいくらと決められているわけではありません。

年齢と加入年月によってキャリアごとの基準で限度額を定めています。

docomoのd払いでは20歳未満なら一律で毎月1万円です。

20歳以上になると加入年月によって限度額が変わります。

3ヶ月までは1万円、24ヶ月までは3万円、それ以降は5万円です。

auのauかんたん決済もdocomoと同じような限度額設定をしています。

20歳未満は毎月1万円が限度額ですが、20歳以上の場合には加入年月が3ヶ月までは1万円、47ヶ月までは2万円、それ以降は3万円です。

ソフトバンク・Y!mobileのまとめて支払いではもう少し細分化してキャリア決済の限度額を定めています。

12歳未満の場合には毎月2,000円が上限ですが、12歳以上20歳未満になると5,000円~2万円、20歳以上になると5,000円~10万円になります。

加入年月が3ヶ月以内の場合には12歳以上でも5,000円が限度額で、それ以降は審査を受けて限度額を決めてもらう仕組みです。

キャリア決済に限度額が設定されている理由

キャリア決済に限度額が設定されているのはユーザーがむやみやたらに使用して、支払いができなくならないようにする必要があるからです。

キャリア決済はスマートフォンの料金と同時に支払えば良い後払いのサービスです。

今、現金がなかったとしても簡単に購入できるのが魅力ですが、料金の請求を受けた時点で現金がなかったらキャリアへの支払いができません。

キャリアとしては形式的にはお金を貸している状況なので、確実に支払いを受けられるようにしたいと考えるのが当然でしょう。

キャリア決済はクレジットカードなどに比べると限度額が低いですが、これはスマートフォンの契約があれば追加で審査を受けなくても利用できるサービスだからです。

スマートフォンの料金の支払いができる人なら、問題なく支払えるだろうという範囲で限度額が設定されています。

年齢による限度額の線引きがあるのも収入の有無が20歳くらいを基準にして変わるからです。

キャリア決済の限度額を超えて支払うことは可能か

キャリア決済は限度額が小さいので、地齋に使ってみるともっと支払えるようにしたいと思うことがあります。

上述のようにauかんたん決済では20歳以上でずっと契約している人でも毎月3万円までしか使えません。

コンビニでちょっと買い物をするくらいなら問題はないですが、家電や家具のような高額商品を買いたいときや、月間で考えると金額が大きくなりがちな飲食費の支払い費に使いたいときには限度額が悩みになります。

キャリア決済では限度額を超えて支払おうとするとエラーが出てしまうので、その場で支払いに使用することはできません。

しかし、キャリアによっては申請すると限度額を引き上げてもらうことが可能です。

ソフトバンクとY!mobileのまとめて支払いはもともと審査制で最大10万円にできますが、auかんたん決済についても申し込むと最大10万円まで限度額を引き上げられます。

キャリア決済の限度額を上げるコツ

キャリア決済の限度額を上げる申請をしても通らないことがあります。

キャリア決済の限度額を上げるためにはキャリアが独自に定めている基準を満たすことが必要です。

年齢と加入年月の条件を満たすのが最も重要です。

さらに、au、ソフトバンク、Y!mobileで限度額を引き上げるには、クレジットヒストリーを作りましょう。

スマートフォンを購入するときに月賦払いを選んだら、毎月返済が必要になります。

きちんと期日に間に合うように支払いをしていればクレジットヒストリーが良くなります。

また、キャリア決済をしてキャリアの請求にきちんと対応することも重要です。

キャリア決済の利用経験が少ないと、限度額を上げる申請をしても通りにくいので気を付けましょう。

キャリア決済との付き合い方がわかっていて、期日に支払いができる人を信用して増枠してくれる仕組みになっています。

キャリア決済の限度額の注意点

キャリア決済の限度額はサービスの仕組みを利用して使うように注意しましょう。

キャリア決済の限度額は支払いを終えない限りはもとに戻りません。

スマートフォンの料金の支払日にならないと、限度額が回復せず、大きな支払いには使えないのが注意点です。

毎月3万円といった表記は1日~月末という意味ではありません。

支払日をベースにして決まっている点に気を付けて利用しましょう。

キャリア決済の限度額についてのまとめ

キャリア決済の限度額はキャリアが定めている支払上限額です。

年齢や加入年月、利用実績によるクレジットヒストリーなどで変わる仕組みになっています。

キャリア決済の限度額を超えて支払うことはできないので、大きな支払いに使いたいときには申請して増枠をしましょう。

docomoでは5万円、他のキャリアでは10万円まで増枠できる可能性があります。

キャリア決済による後払いは現金がなくて困ったときにも使える有用なサービスなので、上手に活用していきましょう。

以上、キャリア決済の限度額とは?設定されている理由と利用時のポイント!…でした。